アイルランド料理は、その豊かな自然、長い歴史、そして文化に根ざした素朴で温かい家庭料理です。この記事では、アイルランド料理の特徴や歴史、代表的な食材、調理法から、日本で楽しむ方法まで、幅広く紹介します。アイルランドの大地が育んだ味わい深い料理の世界を一緒に旅しましょう!
私の母はアイルランド人、父はイタリア系イギリス人です。
Momが作ってくれたアイルランド料理が大好きで今回はその魅力を紹介します。
私は8歳の時アイルランドからカナダに引っ越してきました。日本が大好きで、Koyuki先生に日本語を習っています。時々アイルランド料理のレシピを先生に紹介してあげています。
夫や生徒さんからアイルランドについて聞くにつけ興味がわいてきました。
振り返ってみると、私の知っているイギリス、アメリカ、カナダ、オーストラリア人の友人、生徒さん、先生は何らかの形でアイルランドと関係がある人が多いことに気づきました。英語を学ぶ上でアイルランドについて知っておくと様々な意味で理解が深まると感じています。
今回は、実際に彼らからアイルランドについて見聞きしたことを紹介します。
しばしアイルランドに心をはせてみましょう
アイルランドの大地は、まるで詩の一節のように雄大で美しい。草原を渡るそよ風は新鮮な空気を運び、緑豊かな丘陵地帯が果てしなく広がります。この自然の恩恵を受けて育った食材こそが、アイルランド料理の本質を支えています。
海岸線を歩けば、潮の香りが鼻をくすぐり、豊富なシーフードが水揚げされる港が見えてきます。そこで獲れたばかりの魚介類が、アイリッシュシーフードチャウダーとしてテーブルに並ぶとき、まるでアイルランドの海そのものを味わっているかのような感覚に包まれるでしょう。
さらに内陸に目を向けると、広大な牧草地で放牧される羊や牛たちがいます。柔らかい草を食べて育った彼らからは、滋味あふれるラム肉やクリーミーなバター、濃厚なチーズが生まれます。このような豊かな食材をシンプルに煮込んだ「アイリッシュシチュー」を口にすれば、その温かみと優しさが心に染み渡り、まるでアイルランドの自然に抱かれているような気分になるのです。
そして、アイルランドの食卓にはいつも「人とのつながり」があります。家族や友人が集まり、ソーダブレッドを片手に料理を囲む光景は、日常の中にある幸せそのもの。食材の味わいを活かしたシンプルな料理には、自然への感謝と人々の温もりが詰まっています。
もしアイルランド料理を初めて体験するなら、それはただの「食べること」ではなく、緑の大地と海、そして人々の物語を感じる旅のようなものです。アイルランドの自然を思い浮かべながら味わう料理は、心と体を優しく満たしてくれることでしょう。
アイルランド料理の主な食材と特徴
アイルランド料理は、その豊かな自然環境と長い歴史に深く根ざしています。食材の選択や調理法は、アイルランドの風土と人々の生活様式から生まれたものです。以下に、主な食材とその特徴、そしてそれにまつわる歴史を詳しくご紹介します。
ジャガイモ:アイルランドの食文化を象徴する主食
アイルランド料理を語る上で、ジャガイモは欠かせない存在です。16世紀後半に南米からヨーロッパに伝わり、アイルランドに広がったジャガイモは、土壌の質が低い土地でも育つことから多くの農民にとって理想的な作物となりました。18世紀には主要な食料源として広まり、特に農村部の家庭では「ジャガイモとミルク」だけで1日の食事をまかなうことも珍しくありませんでした。
しかし、このジャガイモ依存が引き起こした悲劇として有名なのが、1845年から1852年にかけての「アイルランド大飢饉」(Irish Potato Famine)です。当時の主要品種であったジャガイモが疫病(ジャガイモ疫)に侵され、作物が壊滅的な被害を受けたことで、食糧危機が発生。結果として100万人以上が亡くなり、数百万人が国外に移住せざるを得なくなりました。
飢饉以降、アイルランドではジャガイモの多様な品種や料理法がさらに進化し、現在でもジャガイモはアイルランド料理の基本です。「アイリッシュシチュー」や「コルカノン」(マッシュポテトとキャベツの混ぜ料理)などの伝統料理をはじめ、「ボクスティ」(ジャガイモパンケーキ)といった人気料理にも欠かせない主役となっています。
肉:ラム肉と牛肉が主役
アイルランドの牧草地は、世界でも有数の肥沃な土地として知られています。この恵まれた環境で放牧される羊や牛は、豊かな味わいの肉を提供してくれます。
ラム肉
アイルランド料理ではラム肉が最も伝統的な肉の一つです。特にアイリッシュシチューでは、ラム肉が主役として使用されます。
放牧で育った羊は自然の草を食べるため、肉質が柔らかく、風味豊かです。ラム肉はシンプルな塩とハーブで調理されることが多く、肉本来の味を堪能できます。
実をいうとアイルランドの一般家庭では、ラム肉というよりはマトンを使ってるよ!おばあちゃんがとても長い時間かけてコトコト煮込んでくれたから柔らかく食べられたんだ。
まるでうちの母が長時間かけてつくる牛すじカレー!?
煮込む前に肉をたたいて柔らかくするみたいな。
なんか親近感。
牛肉
牛肉もアイルランドの食卓で重要な役割を果たします。特に、アイルランド産のビーフはその質の高さで世界的にも評価されています。
ギネスビーフシチュー(ビーフシチューにギネスビールを加えた料理)は、伝統的な家庭料理として親しまれています。また、コーンビーフ(塩漬け牛肉)は、保存食として長い歴史があります。
乳製品:バターとチーズの宝庫
アイルランドやイギリスのチーズに慣れているから日本のチーズは正直ちょっと物足りない。
コストコなどで見つけたイギリスやアイルランドのチーズは私にはちょっと濃厚すぎるように感じますが、とても味わい深いです。
アイルランドの乳製品は、濃厚でクリーミーな味わいが特徴です。温暖な気候と豊かな牧草地で育てられた乳牛が生産するミルクは、バターやチーズの原料として最高の品質を誇ります。
バター
アイルランドではバターが非常に重要な調味料として使われます。伝統的な家庭料理のほとんどでバターが使用され、パンに塗ったり、炒め物やソースの仕上げに使ったりと多用途です。
特に有名なのが「ケリーゴールドバター(Kerrygold Butter)」で、現在では世界中で人気のアイルランド産バターとなっています。
チーズ
アイルランドのチーズ文化は古く、近年では職人チーズが注目されています。ブルーチーズやセミハードチーズなど、地元で作られる多種多様なチーズは、ワインやビールとともに楽しまれることが多いです。
野菜:シンプルで新鮮なものを活用
大きな野菜がたっぷり入ったシチューが大好物
アイルランド料理では野菜も重要な役割を果たします。野菜は基本的にそのまま煮込むか、蒸して塩とバターで味付けするシンプルな調理法が一般的です。
キャベツ: ジャガイモと組み合わせて作る「コルカノン」や「ベーコン&キャベツ」の一部としてよく使用されます。
ニンジン: 煮込み料理やスープの具材として欠かせません。
タマネギ: 煮込み料理やソースのベースとして活用。アイリッシュシチューにも必須の食材です。
アイルランド料理における食材の特徴まとめ
アイルランドの食材は、その国土の豊かさと歴史的背景を色濃く反映しています。大飢饉を乗り越えたジャガイモ、広大な牧草地で育ったラム肉と牛肉、そして濃厚な乳製品がアイルランド料理の核をなしています。これらの食材をシンプルに調理することで、素材本来の味わいを存分に楽しめるのがアイルランド料理の魅力です。
簡素な調理法の背景
アイルランド料理の調理法は、農村生活や歴史的な状況によって形作られてきました。
- 煮込み料理: 暖炉でゆっくり煮込む方法が、農作業の合間に便利。
- オーブン料理: ソーダブレッドのような焼き料理が主流に。
- 歴史的背景: 大飢饉時代に限られた食材で効率的に栄養を摂る方法として発展しました。
シンプルな調理が多い理由は、自然の食材の美味しさを最大限に引き出すためでもあります。
アイルランド料理の調理方法:簡素さの背景と歴史
アイルランド料理の特徴の一つに、調理方法の簡素さがあります。特に煮込み料理やオーブン料理が多いのは、アイルランドの気候、農村部の生活スタイル、そして歴史的背景に深く関係しています。以下、その理由を詳しく解説します。
気候と農業の影響
アイルランドは温暖で湿潤な気候に恵まれ、農業に適した土地が広がっています。この環境で栽培されるジャガイモや根菜類、放牧で育てられる羊や牛などが主要な食材となり、それらを活かした調理法が自然と発展しました。
素材本来の味を活かす調理
- アイルランドでは、新鮮な食材をそのまま使う文化が根付いており、複雑なスパイスや調味料をほとんど使用しません。
- 煮込みやオーブン料理は、素材の風味を引き出すのに適しており、食材の質の高さを存分に活かすことができます。
農村生活と伝統的な家庭料理
アイルランドの多くの家庭は農村にあり、長時間火を使わずに済む調理法が好まれてきました。
暖炉を活用した調理
- アイルランドの伝統的な家屋には、暖炉が調理の中心でした。
- 煮込み料理は暖炉の火にかけてゆっくりと調理できるため、農作業の合間に料理を準備し、ほったらかしで仕上がる便利な方法として発展しました。
オーブン料理の普及
- アイルランドでは、パン(特にソーダブレッド)や焼き料理をオーブンで調理する文化があります。
- 薪やピート(泥炭)を燃料にした暖炉や窯が一般的で、低温でじっくり焼く調理法が主流でした。
大飢饉(ポテト・ファミン)の影響
1840年代の大飢饉(ポテト・ファミン)は、アイルランドの食文化に大きな影響を与えました。この悲劇的な時期に、調理方法がシンプルであることが生活の知恵として重要な意味を持ちました。
限られた食材を最大限活用
- 大飢饉の間、ジャガイモをはじめとする主要食材が不足し、農民たちはわずかな食材で家族を養う方法を模索しました。
- 煮込み料理は、少量の肉や野菜を多くの水とともに調理し、家族全員に行き渡らせるための工夫でもありました。
食文化のシンプルさ
アイルランドの料理は、複雑な調理技術を使うよりも、家庭的で手軽な方法を重視して発展してきました。この背景には、特に次のような要因があります:
地元で手に入る食材に依存
- アイルランドは、スパイス交易の影響が他の国に比べて少なかったため、調味料よりも食材そのものの風味を重視しました。
- 野菜、肉、乳製品など地元産の食材を調理するためには、煮込みや焼き料理が最適でした。
日常生活との調和
- 農作業や家事に忙しい生活の中で、短時間で準備してほったらかしで完成する煮込み料理が理にかなっていました。
- 煮込むことで食材が柔らかくなり、家族全員が食べやすく、栄養価も高められます。
アイルランドの代表的な料理
のちほど簡単に試せるレシピもご紹介しますね。
アイリッシュシチュー
ラム肉、ジャガイモ、ニンジン、タマネギを使った伝統的な煮込み料理。
- 温かく滋養たっぷりで、家庭的な味わいが楽しめます。
コルカノン
マッシュポテトとキャベツを混ぜたシンプルな家庭料理。
- 塩とバターで味付けされる素朴な一品
ボクスティ
ジャガイモをすりおろして作るパンケーキ。
- 朝食や軽食として親しまれる一品。
アイルランド料理は「まずい」?その誤解と真実
「アイルランド料理はまずい」という声もありますが、これはシンプルな味付けに慣れていない場合の感想であることが多いです。
- 味の特徴: 塩やバターなど素材の味を活かす調味料が中心。
- モダンな進化: 若手シェフたちが伝統料理を進化させ、洗練されたレストランメニューを提供しています。
アイルランド料理の魅力は、派手さではなく、自然の美味しさを味わえる点にあります。
自宅で楽しむアイルランド料理:簡単レシピ集
ここではアイルランドにゆかりのある人たちの懐かしい思い出話を交えながら、海外で評価が高いレシピを日本語訳したものを紹介します。(引用元は全てリンクが貼ってあります。)
アイリッシュシチュー
下の写真はKoyukiが実際作ったもの。結構おいしかったよ。
主な食材はラム肉、ジャガイモ、ニンジン、タマネギ。 鍋で具材を煮込むだけで完成。
うちのお母さんはギネスを入れずに作ってたよ。アイルランド人みんながみんなシチューに黒ビールを入れるわけではないんだよね。
下のレシピ、ビールなしでも赤ワインとトマトピューレ、そして食材からの味で十分おいしいよ。
材料
チャックビーフシチュー用肉:約570g(一口サイズに1.5インチ=約4cm角に切る)
塩:小さじ3(お好みで調整)
エクストラバージンオリーブオイル:1/4カップ
ニンニク:6片(みじん切り)
ビーフストック:4カップ
水:2カップ
ギネスエクストラスタウト(黒ビール):1カップ
コクのある赤ワイン:1カップ
トマトペースト:大さじ2
砂糖:大さじ1
乾燥タイム:大さじ1
ウスターソース:大さじ1
ローレル(ローリエ):2枚
無塩バター:大さじ2
ラセットポテト(男爵やメークインでも可):約1.3kg(皮をむき、約1.5cm角に切る、約7カップ分)
玉ねぎ(大):1個(みじん切り、約1.5〜2カップ分)
ニンジンまたはパースニップ(西洋アサガオ):3〜4本(1.5cm角に切る、約2カップ分)
黒コショウ(挽きたて):小さじ1/2
イタリアンパセリ(みじん切り):大さじ2
作り方
- 牛肉を焼く
牛肉に小さじ1程度の塩を振る。大きめの厚底鍋(約6〜8リットルサイズ)にオリーブオイルを中火強で熱する。
キッチンペーパーで牛肉の水分を拭き取り、少量ずつ鍋に入れる(鍋を詰め込みすぎると肉が蒸され、焼き色がつきにくくなります)。
牛肉の片面に焼き色がついたらトングで裏返し、反対側も同様に焼く。全ての肉を均一に焼く。- スープの材料を加えて煮込む
焼いた牛肉にニンニクを加え、香りが立つまで約30秒炒める。
ビーフストック、水、ギネスビール、赤ワイン、トマトペースト、砂糖、タイム、ウスターソース、ローレルを加えて混ぜ合わせる。
弱火にして蓋をし、最低火力で1時間ほど煮込む(時々かき混ぜる)。- 別鍋で野菜をソテーする
肉とスープを煮込んでいる間、別の鍋でバターを中火で溶かし、玉ねぎとニンジンを加える。
玉ねぎが黄金色になるまで炒める(約15分)。炒めたら一旦取り出し、ステップ4まで置いておく。- 野菜を加えてさらに煮込む
煮込んだ牛肉の鍋に、ソテーした玉ねぎ、ニンジン、じゃがいもを加える。
黒コショウと塩小さじ2を追加。
蓋をせずに弱火で約40分煮込み、野菜と肉が柔らかくなるまで煮る。
ローレルを取り除き、鍋を傾けて余分な脂肪をスプーンで取り除く。- 盛り付け
スチューを器に盛り付け、塩や黒コショウで味を調整する。
イタリアンパセリを散らして完成!温かいうちに召し上がれ。
https://www.simplyrecipes.com/recipes/irish_beef_stew/
ソーダブレッド
主な材料は小麦粉、重曹、バターミルク。作り方はいたって簡単で生地を混ぜてオーブンで焼くだけ。
アイルランド人の朝ごはんといえばこのパンだよね。おばあちゃんが焼いてくれたのがおいしかったなぁ。懐かしすぎる。
材料
薄力粉:4~4.5カップ
砂糖:大さじ1
塩:小さじ1
ベーキングソーダ(重曹):小さじ1
バター:大さじ4(角切りで少し柔らかくする)
カレンズまたはレーズン:1カップ
卵(大):1個(軽く溶く)
バターミルク:1と3/4カップ
作り方冷ます、スライスする、そしてサーブ
焼き上がったら、パンをスキレットまたは天板のまま5~10分間冷まします。その後、ラックに移して少し冷まします。
温かい状態、室温、またはスライスしてトーストしてお召し上がりください。焼きたての状態が最も美味しいです。オーブンを予熱する
オーブンを 425°F(約220°C) に予熱します。乾燥材料を混ぜる
大きなボウルに薄力粉4カップ、砂糖、塩、ベーキングソーダを加えて、泡立て器でよく混ぜます。バターを加えて混ぜる
清潔な手を使い、バターを粉類に擦り込むようにして混ぜます。バターが小さな粒状になり、粗いパン粉のような状態になるまで続けます。
カレンズまたはレーズンを加え、均等に混ぜます。卵とバターミルクを加える
ボウルの中央にくぼみを作り、そこに溶いた卵とバターミルクを加えます。
木べらを使って混ぜ、全体がまとまり、混ぜにくくなるまで混ぜます。生地をまとめる
手に薄力粉を少量つけて、生地を軽く集め、粗いボール状にまとめます。この生地は柔らかく、少しベタつきます。
生地が液状に近い場合は、追加で薄力粉を1/2カップまで加え、しっかりした生地になるよう調整します。生地を成形する
軽く打ち粉をした台に生地を移し、丸いローフ(パン型)に成形します。
生地は短時間だけ扱い、必要最低限の作業でまとめます。過度にこねるとパンが硬くなるため注意してください。表面に「X」の切り込みを入れる
生地を軽く油を塗ったスキレット(鋳鉄フライパン)または天板に移します(焼くと少し広がります)。
波刃のナイフで、生地の表面に深さ約4cmの「X」の切り込みを入れます。この切り込みは、焼いている間に中心まで熱が通りやすくするためです。焼く
生地をオーブンに入れ、約35~45分間 焼きます。
焼き上がりの目安:表面が黄金色になり、底を軽く叩くと中が空洞のような音がします。
焼き時間が長くなる場合、表面が焦げすぎるようであれば、アルミホイルで軽く覆ってください。また、中心に細い串を刺して生焼けがないか確認してください(串がきれいに抜ければ焼き上がりです)。
注意点
スキレットを使う場合、取り出す際にハンドルが非常に熱くなっているため、鍋つかみを忘れずに使ってください。
https://www.simplyrecipes.com/recipes/irish_soda_bread/
コッテージパイ
Koyuki先生が前、失敗したといってたから私がコッテージパイのレシピ教えてあげたよ。
Koyukiが作ったパイは液体が多く本場のものと大違い。
リアルなものを知らないので自分で作ったら失敗しましたが、時々夫と一緒に作るお気に入りのアイルランド料理です。
羊の肉を使うとシェパードパイ、それ以外だとコッテージパイというよ。
材料
牛ひき肉 450g(約1ポンド)
玉ねぎ 1個(みじん切り)
にんじん 3本(みじん切り)
薄力粉 大さじ2
イタリアンシーズニング 大さじ1
シナモン(お好みで) 小さじ1/2
フレッシュパセリ(刻む) 大さじ2
ビーフブロス(牛肉の出汁) 360ml(1と1/2カップ)
トマトペースト 大さじ1
塩とコショウ(味を調えるため)
じゃがいも 4個(皮をむいてさいの目切り)
牛乳 240ml(1カップ)
バター 60g(約1/4カップ、柔らかくする)
チェダーチーズ(すりおろし) 110g(約1/4ポンド)
作り方
材料を準備する。
すべての材料を用意しておきます。ひき肉を炒める。
大きなフライパンを中火で熱し、牛ひき肉を入れて5~7分ほど炒め、色が変わりボロボロになるまで加熱します。その後、玉ねぎとにんじんを加えてさらに約5分炒め、玉ねぎが柔らかくなったら薄力粉、イタリアンシーズニング、シナモン(お好みで)を混ぜます。最後にパセリを加えます。ソースを作る。
別の容器でビーフブロスとトマトペーストを混ぜ合わせ、フライパンのひき肉の中に加えます。塩とコショウで味を調え、火を弱めて約15分煮込みます。オーブンを200℃(華氏400度)に予熱します。マッシュポテトを作る。
じゃがいもを鍋に入れ、水をたっぷり注いで強火にかけます。沸騰したら弱火にして約15分、じゃがいもが柔らかくなるまで煮ます。水を切り、滑らかになるまでマッシュします。そこに牛乳とバターを加えて混ぜ、ふんわり仕上げます。塩とコショウで味を整えます。組み立てる。
ひき肉のミートソースを耐熱皿(約22×33cm)に入れ、その上にマッシュポテトを均等に広げます。さらにその上にすりおろしたチェダーチーズを散らします。焼く。
予熱したオーブンで約25分焼き、上がこんがりと色づき、チーズが泡立つまで加熱します。完成!
オーブンから取り出し、少し冷ましてからお召し上がりください。https://www.allrecipes.com/recipe/15509/proper-english-cottage-pie
アイリッシュコーヒー
うちのMomがよく飲んでいた。アイルランドの女性はお酒に強いんだ。
最高のアイリッシュコーヒーの作り方
高品質な材料を用意して、以下の手順で作りましょう:
- お好みのコーヒーを淹れる
私はアイリッシュコーヒーにはダークローストが一番合うと思いますが、これは好み次第です。新鮮に淹れたコーヒーがベストです!- アイリッシュウイスキーをマグカップに注ぐ
私のお気に入りはジェムソンです。バーテンダー時代にアイリッシュコーヒーを作る際、よく使っていました。ブッシュミルズはもう少し安価な選択肢です。- メープルシロップで甘さを加える
朝のブラックコーヒーは好きですが、少し甘みを加えることでウイスキーの刺激が和らぎます。普通の砂糖やブラウンシュガーでも良いですが、メープルシロップは味が良く、溶けやすいのでおすすめです。- コーヒーを少量加える
優しくかき混ぜてなじませてから、マグカップをコーヒーで満たします。ただし、上にホイップクリームを乗せるために、約1.5cmのスペースを残しておきましょう。- ホイップクリームを乗せる
本物のホイップクリームを使うと、さらにポイントアップ!とても美味しいです!
https://cookieandkate.com/best-irish-coffee-recipe/
ギネスビーフシチュー
主な材料は牛肉、ギネスビール、野菜。
ギネスビールで煮込むことで深いコクが楽しめます。
ギネスビーフシチューの材料
この満足感たっぷりのギネスビーフシチューを作るために必要な材料はこちらです:ベーコン: このシチューはベーコンから始まります。ベーコン自体とその脂を使って牛肉を調理します。
牛肉: 骨なしチャックビーフを2インチ(約5cm)角に切ります。
調味料とハーブ: 塩、黒コショウ、フレッシュガーリック、白砂糖、フレッシュタイムで味付けします。
ビール: ダークビール(ギネスなど)が必須です。
野菜: 玉ねぎ、ニンジン、セロリがこのボリューム満点のシチューを引き立てます。
トマトペースト: コクと深みをプラスします。
ストック: 市販または自家製のブロスを使用。チキンストックまたはビーフストックのどちらでもOKです。
マッシュポテト(オプション): シチューのベースとして添えると素晴らしい組み合わせになります。
ギネスビーフシチューの作り方
以下はレシピのステップ詳細ですが、簡単な概要は次の通りです:
- ベーコンを調理する
ベーコンを鍋で焼き、カリカリになったら取り出します。脂はフライパンに残しておきます。- 牛肉を焼く
ベーコンの脂で牛肉を焼き、表面にしっかり焼き色をつけます。その後、牛肉を鍋に移します。- 香味野菜を炒める
同じ脂で玉ねぎとニンニクを炒め、香りを引き出します。炒めたらビールを加えて混ぜます。- 鍋に材料を加える
フライパンの中身を鍋に移し、残りの材料(野菜、トマトペースト、ストックなど)を加えます。- 煮込む
肉が柔らかくなるまで弱火で煮込みます。その後、強火で一度沸騰させて仕上げます。- サーブする
器に盛るか、マッシュポテトの上にかけて提供します。
ギネスビーフシチューに合う付け合わせ
シチューをポテトなしで提供する場合は、パンを添えてシチューの旨味たっぷりの汁を楽しむのがおすすめです。以下のアイデアを試してみてください:フランスバゲット
クラシックディナーロール
ベーシックコーンマフィンhttps://www.allrecipes.com/recipe/234534/beef-and-guinness-stew/
夫のおばあちゃんはシチューをコトコトと何時間も煮込んでいたそうです。そうするとビールのおかげで肉がほろほろと柔らかくなり、シチューはいつも家族のお気に入りだったとか。
冬に家族みんなで囲んで食べたシチュー。あの味は各家庭で違うからもう同じものは食べられないけど、今でも懐かしいなぁ。
東京と大阪など日本で楽しむアイルランド料理
日本でもアイルランド料理を楽しめる場所が増えています。
アイリッシュの血を半分引くイギリス人夫は、世界中にアイリッシュパブがあるのは、じゃがいも飢饉時代の影響があると言っています。日本にも日本人オーナーが経営する素敵なアイリッシュパブが数多くあります。私たちは旅行の度に行っています。
(アイリッシュパブについて掲載希望の方はご連絡ください。)
東京のおすすめレストラン
掲載店募集中
大阪のおすすめレストラン
掲載店募集中
アイルランド気分に浸りたい方へ
ワンフェイの「恋する惑星」の主題歌でなじみがあったんですが、夫から原曲はアイルランドのバンドが作った歌と聞いて驚きました。
アイルランド料理を味わう旅へ
アイルランド料理は、シンプルながらも素材の美味しさが詰まった料理です。食卓を囲む時間を大切にするアイルランドの文化を感じながら、一度その味わいを試してみてはいかがでしょうか?日本でのレストラン体験や自宅でのレシピ挑戦を通じて、アイルランド料理の魅力をぜひ楽しんでください。