IELTS 目標スコア到達のために一番初めにやるべき対策
IELTSの目標スコア到達に必要な勉強法はまずは目標にあった語彙をしっかり暗記することです。
当たり前のことではありますが、語彙の暗記をおろそかにしてスピーキング、リーディング、リスニング、ライティングの勉強から始めてもなかなかスコアアップできません。語彙という土台がなくその上の部分から勉強しても非常に効率が悪いのです。
記事の信ぴょう性
Koyuki
英検1級
IELTS 7.0 (スピーキング・リーディング7.5)
ケンブリッジ大学認定CELTA保持
普通教員免許 英語(中学・高校)保持
語彙を暗記していないデメリット
また、覚えた一つの難しい単語ばかり使っていても評価されません。同じ単語を繰り返し使うのではなく同じことをバリエーション豊かな語彙やイディオムを使って表現できれば、うんとスコアが伸びます。
語彙を暗記しているメリット
例えば、次の単語はどのように言い換えることができるでしょうか。
できるだけたくさん考えてみてください。
good
amazing
famous
どれぐらい思いついたでしょうか。
これが多ければ多いほどIELTSのスピーキング力では有利です。
Good
Excellent, Fine, Wonderful, Superior, Gracious, Superb, Splendid, Genuine, Sterling, Top-notch
Amazing
Incredible, Fantastic, Fabulous, Astonishing, Extraordinary
Famous
Well-known, Renowned, Eminent, Illustrious
一つの単語を色々な類義語で覚えておけば、スピーキングだけでなくリーディングやリスニングで本文に出てきた言葉を類義語に言い換えて質問されているものにもすぐ答えられるようになります。
IELTSの語彙を増やせばリーディングにも断然有利
そして、例えば、リーディングの場合、IELTSの問題がすべて日本語だったらと考えてみてください。 と言ってもピンとこないかもしれませんので1つ例題を出します。
喫煙のリスク
1800年代初期に発見されたニコチアニンという名前のものの中で、今日ニコチンと呼ばれている要素がたばこの主要な活性原料となっている。しかしニコチンはたばこの中のわずかな構成要素にすぎないが、4700もの化合物を含んでおり、43の発がん性物質を含んでいる。最近の科学的な研究によると、長年、喫煙習慣を続けていると、致命的な病状が悪化するということが証明されている。
さらに喫煙は85%の肺がんの原因となっていて、口腔がん、胃がん、腎臓がんなどの他の癌にも関与しており、14%の白血病と子宮頸がんも引き起こすと考えられている。1990年、主に肺炎、気管支、インフルエンザをこじらせた結果、喫煙者の8万4千人が亡くなった。今日、アメリカ合衆国のような国において、全ての癌の死亡者のうち30%は喫煙に起因していて、喫煙は一番予防可能な癌の原因の代表なのは明らかだと考えられている。
正誤問題
アメリカ合衆国において、死の30%は喫煙関係の病気が原因となっている。
どうでしょうか。英文を日本語ぐらい意味が理解できると質問にもすぐ答えられますよね。
英語だとちょっと構えちゃったけど、「今日、アメリカ合衆国のような国において、全ての癌の死亡者のうち30%は喫煙に起因していて」とあるから、答えは✖だね。
単語の意味がクリアだとすいすい答えがわかるよね。
IELTSの本番の試験にとても近い問題が出題されているこれらの問題集を傾向が近い新しいものからどんどん解いていくのがお勧めです。
オンライン英会話でIELTS試験官の先生と試してみる
私はIELTSの語彙を自宅学習で覚えて、IELTSの試験前はITALKIの元IELTS試験官の先生とIELTSの模擬面接の練習を繰り返していました。
下のオンライン英会話ITALKIのNick先生は元IELTS試験官でユーモアセンス抜群でとても優しい先生。IELTS対策なのに緊張感をほぐして、笑顔にしてくれます。
IELTS勉強には、語彙がまず大事といった理由のまとめ
英単語を見たらしばらく考えて意味がわかるというレベルではなく、瞬時に意味が言えるぐらいまで徹底的に暗記しましょう。それで解答時間も飛躍的に速くなり目標点に到達したり合格できりうようになります。
でも、どうやったらそこまで単語を覚えられるの?
オンライン上や書籍などで自分の興味のある英文をとにかく毎日読んでいました。興味がなければ続かないので、好きな記事を読むというのがポイントです。そうすると知りたい内容なので、わからない単語が出てきたら調べ、自然と覚えていきます。私の場合は健康や自然に興味があったので、そういう記事を読み漁っているうちにkidney(腎臓) やdiabetes(糖尿病)meridians(経絡)なども自然と覚えました。マニアックでもIELTSには結構出てきます。
それ以外には、試験前は集中的にIELTSの目標にあった単語帳を使うのも効率がいいと考えています。私の場合は、英検1級の単語を合格の為にしっかり覚えていたので、結果、IELTS専用の単語帳を使わず、英検1級の単語帳の知識で乗り越えました。だから種類が豊富な英検の単語帳も使えます。最近では単語帳とアプリが連携しているので、覚える状況により単語帳とアプリを連動させて、試験前はカフェでも病院の待ち時間でも隙間時間にどんどん覚えていきました。
英検準1級の単語帳でIELTS6.5まで網羅しています。英検1級の単語帳でIELTS7.5ぐらいまでカバーしています。
もちろんIELTS専用の単語帳を使うのもおすすめです。
気力がいるから大変だけど、何を優先的に勉強すればいいかわかった!