IELTS（アイエルツ）のスピーキングに関する情報は英検ほど出回っていないので、初受験の方は対策や勉強法がわからず非常に緊張しますね。
この記事では、IELTSの受験に怖い気持ちがあり、非常に緊張したものの、初受験でスピーキングバンド7.5を取れた私がIELTS試験官から聞いたパート２の評価基準を紹介していきます。
「アイエルツでスピーキング中に試験官に止められたらどうしよう。」とか、「どんな対策をすればいいのかわからない。」という方にとって役立つ情報をできるだけたくさん書きました。
以下、アイエルツの試験官から聞いたスピーキングスコアアップのコツをご紹介します。これを読むと回り道なくアイエルツのスピーキングのスコアアップが狙えます！
【IELTSスピーキングパート２】４つの重要事項
- IELTS試験官はどのような基準で受験者のバンドを決めているか
- スコアアップのコツと提案
- IELTSスピーキング２の参考にしたい例
IELTS試験官はどのような基準で受験者のバンドを決めているか
- 構成
- 語彙
- 文法
- 流暢さ
構成
IELTSスピーキング パート２
試験官の質問に２，３文で答えることができた
バンド４．０、バンド５．０レベル
IELTSスピーキング パート２
試験官の質問に基本的な構成を使って答えることができた（who, where, what,when,why, howなど）
バンド６．０、バンド７．０
IELTSスピーキング パート２
試験官の質問に序論、本論、結論を使ったような構成を使って答えることができた
バンド７．５、バンド８．０
語彙
バンド６．０
Shopping is something I love to do at the weekend with my friends. I go about shopping centers, looking in through many of the different windows, chatting to my friends, and overall, we have a good time.
バンド７．０
I’m really into window shopping.
window shopping というフレーズを知っていれば、バンド6.0の例のような説明的で長い言い回しをしなくても一文で言い表せて、語彙力があるとみなされます。フレーズを覚えるのがおすすめです。
いろんなフレーズや語彙を覚えて使えると正確に伝わりバンドもアップするってことか。
文法
バンド６．０
I went to the shopping center at the weekend.
バンド７．０
I have been going to the shopping center everyday.
バンド6.0の例は間違えていないけれど十分な情報が伝えられていないとみなされてしまいます。過去に終わった話で、今はどうなのか繰り返されているのかなどがわかりません。
それに比べてバンド7.0の例はいつ行われたか、頻度、継続しているのかなどの情報が言い表せています。
流暢さ
スピードはそんなに大事じゃないです。
意味のある文のまとまりごとに途切れず話せていると流暢だと評価されます。
緊張すると知らず知らずに早口になって、いつも速く話すと流暢に聞こえるかと思って頑張るけど表現力がなくて途切れ途切れになっちゃう！
早いけど変なところで途切れてしまっているスピーチは試験官にとって聞き取りにくくて速く話すことがかえってマイナスの要因になるので注意ですね。
チャンクごとに話すように意識すると流暢だと評価してもらえます。たとえば下の文のスラッシュのところで軽く区切れば意味ごとのまとまりをもって試験官に正確に伝わります。
I went to the shopping center at the weekend /and I had a really fantastic time with my friends /chatting about things we have done during the week.
スコアアップのコツと提案
- 序論、本論、結論を意識してスピーチする
- 1分スピーチの前の準備中に一番言いたいこと2.3個しっかりメモしておく
- 難解な言葉を使いすぎない
- 速く話しすぎない
英検のスピーチや英作文の基本でもある「序論、本論、結論」を意識して話すだけでも構成があるとみなしてもらえます。
一番大事なところをメモしておけば、本番で頭が真っ白になってもメモを見て落ち着いて話せます。
また、IELTSはコミュニケーションが大事なので、難解な言葉はポイントごとに使うのはいいけれど多用しすぎて試験官とのコミュニケーションが取れていない状態だったり言葉に意味がなくなったりしてしまうとマイナス評価されてしまいます。
また意味のまとまり（チャンク）ごとに区切って話すのはいいですが、不自然なところでえーっと、あー、などと入れて、やたらと早く話すのはマイナスポイントとなってしまうのでご注意を。
試験官に止められるぐらいたくさん話すとバンドはアップしました！
これは元アイエルツの面接官をしていたItalkiの先生にいつも止められるくらい話せと言われていたからです。
IELTSスピーキング２の参考にしたい例
describe a shop or a store that you like going to
you should say
-where it is
-what type of people go there for shopping
-what types of goods are sold there
-explain why you go there and like /dislike most about it
IELTS試験官から聞いたんですが、上のような紙が渡されてスピーチをする時、一つ一つの質問に正確に答えなくてもいいということです。
実際、私も試験の時、頭がやや真っ白になってすべてに答えることなくスピーチをしましたが、バンド7.5をもらうことができました。
上の質問を参考に本論を膨らます感じでしっかり序論、本論、結論を意識してスピーチできれば大丈夫です。
機械的に質問に答えていくより文の構成を持って意味のあるスピーチを行うほうが評価されます。コミュニケーションが重要です。
よく出るトピック買い物についてみていきましょう。
テンプレートとしても使えるフレーズ
describe a shop or a store that you like going to
序論
I’m going to talk about ～
表現
Let me paint the picture for you.
（例を挙げますという表現）
本論
There are two interesting/key points related to this
Firstly, ～
Secondly, ～
結論
Finally/In conclusion/to sum up
I feel that ～
I hope that ～
IELTS スピーキングパート２ 買い物 回答例
Today, I’m going to talk about a shop I adore going to. So, let me paint the picture for you.
There are three key reasons whey I love going to this shop.
The first one is that you can always snap up a bargain. Their prices are really good and it’s a great place to bargain hunting and they never try and overcharge you what they have is all really good quality at a low price.
Secondly, the customer service there is wonderful. Their staff are really really friendly and they keep the store really clean. So, you can always find whay you need and you never feel uncomfortable trying to root all around on the shelves trying to find the things that you’re desperate to find which is a really good feeling.
Thirdly, the location is great. It’s right across the street from where I live. So, I don’t have a problem nipping in there at lunchtime just to pick something up extra that I might have forgotten to buy during the day and an additional bonus is there’s also my favorite coffee shop just across the road from there where I can buy my favorite coffee which I find really difficult to buy in other areas of the city so that made me very happy.
In conclusion, I feel that this is a great shop and I really support what they’re doing. It’s very difficult to find a place like it and I hope it stays open for a long time and I hope that in the future, they continue to expand to many more cities so that many people can have the same experience as me shopping there.
しっかり序論、本論、結論が入っています。
ここぞというところにはイディオムを織り交ぜたり、結論であえて、将来のことを述べているのは様々な文法事項が使えることを表すのに大事です。それがスコアアップのコツです。
IELTSスピーキングパート２ まとめ
- IELTS試験官はどのような基準で受験者のバンドを決めているか
- スコアアップのコツと提案
- IELTSスピーキング２の参考にしたい例
以上のことについてみてきました。ポイントは以下の4つでしたね。
- 構成
- 語彙
- 文法
- 流暢さ
上記のような評価基準をしっかり意識して取り組めば、短期間でバンドアップも不可能ではありません。
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