IELTSスピーキングの暗記について:暗記すべきことと必要ないこと

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IELTS(アイエルツ)スピーキングと暗記

私はIELTSスピーキングは1か月短期集中で行いました。
初受験で、英語圏への留学や長期滞在はなかったですが、スピーキングはバンド7.5が出ました。
スピーキングを始めとしてIELTS受験勉強時には、模範例など一切暗記していません。
ちなみに英検1級まで英検の二次試験は全て一発合格していますが、こちらも回答例などは一切暗記していません。

記事の信ぴょう性
Koyuki

英語指導歴27年。殿堂入り・大賞受賞講師
英検1級
IELTS 7.0 (スピーキング・リーディング7.5)
ケンブリッジ大学認定CELTA保持
普通教員免許 英語(中学・高校)保持

模範例などを暗記しない理由

  • 暗記が嫌いで人の回答例を暗記するほど面白くないことはないし実践的ではない
  • 暗記していないトピックに当たったら、何も答えられなくなる
  • たとえうまく暗記していても、その通りに答えられなかったら落ち込む
  • 関連した質問に答えられるほどの英語力が養われない
  • 面接官も人間だから、ロボットと話しているような感じだといい印象は与えられない

スピーキング対策で暗記すべきこと

  • 語彙とイディオムは使えるものは、暗記
  • スピーキングの構成と答え方のコツは練習してある程度頭に入れておく

暗記すべきこと:単語とイディオム

単語やイディオムの暗記は、語学学習において重要なスキルです。しかし、多くの人が短期記憶と長期記憶の違いを理解せず、効率的な学習方法を見つけられないことがあります。ここから、単語暗記法における短期記憶と長期記憶の役割と、それらを最大限に活用する方法について説明します。

短期記憶とは

短期記憶は、一時的に情報を保持する記憶領域であり、限られた容量と短い保持時間が特徴です。単語を暗記する際には、まず短期記憶に情報が蓄積されます。短期記憶から長期記憶への情報移行を促すために、以下の方法が役立ちます。

チャンキング法

複数の単語や情報を一つのまとまりにして、短期記憶の限られた容量を効果的に利用する方法です。

たとえば12個の単語を覚えなければならないとします。
わかりやすいように簡単な単語で例を出します。

  1. Apple
  2. Dog
  3. Bicycle
  4. Ocean
  5. Chair
  6. Mountain
  7. Elephant
  8. River
  9. Guitar
  10. City
  11. Tree
  12. Sky

これらの単語を個々に覚えようとすると負担ですよね。代わりに、チャンキング法を使って関連する小さなグループに分けます。

  • Fruits: Apple
  • Animals: Dog, Elephant
  • Transportation: Bicycle
  • Natural features: Ocean, Mountain, River, Tree, Sky
  • Furniture: Chair
  • Music: Guitar
  • Urban: City

単語を関連するカテゴリにグループ化することで、覚える必要のあるアイテムの数を12から7に減らしています。これにより、短期記憶が情報を保持しやすくなり、最終的に単語を長期記憶に移行するのに役立ちます。

この本は文脈でIELTSの単語が覚えられ便利です。

反復練習

短期間に何度も単語を復習することで、短期記憶に定着させます。

反復練習の回数は、個人の学習スタイルや記憶力によって異なります。ただし、一般的な指針として、以下のようなアプローチが効果的です。

最初に、新しい単語や情報を短時間で数回(例えば5回程度)繰り返します。これにより、短期記憶に情報が定着します。

次に、その日のうちに何度か(例えば3回~5回程度)復習を行います。これにより、情報の定着がさらに強化されます。

翌日以降、復習の間隔を徐々に広げていきます。例えば、翌日、3日後、1週間後、2週間後、1ヶ月後など、間隔を広げながら復習を続けます。この方法は「間隔反復法」と呼ばれ、長期記憶に情報を移行させるのに効果的です。

重要なのは、繰り返しの回数だけでなく、復習のタイミングと一貫性です。継続的に復習を行い、自分にとって最適な間隔で繰り返すことが、効果的な学習につながります。また、単語の理解を深めるために、異なる文脈や状況で単語を使用することも有益です。

下のアイエルツ対策の単語帳は旺文社が出していて安定感抜群です。

長期記憶とは

長期記憶は、無制限の容量を持ち、情報を長期間保持する記憶領域です。単語を効果的に暗記し、長期記憶に定着させるためには、以下の方法が役立ちます。

間隔反復法

上で紹介したように、学習した単語を一定の間隔で繰り返し復習することで、やがて短期記憶から長期記憶に移行させます。復習の間隔を徐々に広げることで、記憶の定着が向上します。

連想法

新しい単語を既知の情報や経験と関連付けることで、記憶の網を広げ、長期記憶に定着させることができます。

例えば、「benevolent」という言葉を覚えて覚えることを目指すとします。この言葉は、面白くて笑える芝居や物語を指します。

  • 単語を分解する
    「benevolent」とは、「bene」と「volent」に分けられます。「bene」とは楽しい気持ちを表します。「volent」とは演劇や芝居を意味します。
  • 心の中にイメージを作成する
    笑いが絶えない楽しい芝居の光景を思い浮かべます。
  • つながりを作る
    「喜劇」という言葉を、楽しさや笑いのイメージと関連付けます。また、「笑える」「面白い」「コメディー」などの他のポジティブな言葉やフレーズとも関連付けることができます。
  • 文脈で言葉を使う
    「benevolent」という言葉を文章の中で使って練習し、作成した心の中のイメージに関連付けます。
    “The benevolent man helped the elderly woman carry her groceries,”「喜劇映画は、人々を笑顔にさせるための素晴らしい娯楽です」
    “The benevolent teacher always took extra time to help struggling students.”「喜劇的な展開に、私たちは笑いながら驚きを感じました」。

連想法を使用することで、新しい単語と馴染みのある概念や経験との間に心の中でつながりを作り、覚えやすく理解しやすくなります。

文脈を利用する

単語を文脈や実際の状況で使用することで、意味を理解し、長期記憶に定着させることができます。

IELTS用の書籍で適当なものを知りませんが、英検の文単はIELTSの語彙を強化するのにも使えます。
準1級はだいたいIELTS6.5まで
文単英検1級はIELTS7.0ぐらいまでの勉強に役立つと思います。
旺文社の英検1級出る準パス単を隅々まで覚えたら、IELTSの特別な単語対策はいりません。見ている限り、バンド8.0~9.0も網羅しています。

構成を覚えてオンライン英会話で反復練習する

スピーキングの例題や構成については過去の記事に詳細があるので、ぜひ合わせてご覧ください。

私は1時間レッスンを40回ほどオンライン英会話で短期集中勉強しました。そこで、暗記した構成を使って、さまざまな話題に関して自分の意見を言えるようにしておきました。
独学の人も受験前にだけスポット的にオンライン英会話が使うのもいいと思います。
模範回答は一切暗記しませんでしたが、興味のないトピックに関してアイデアを拝借し、それを自分の英語で言えるようにしておき、英語の先生に直してもらいました。

上のリンクから無料登録で、20ドル購入すると10ドル分キャッシュバックされます。(購入は普通に日本円でできます。)おすすめの先生は下の記事に書いておきました。

もしくは、たくさんのオンライン英会話で無料体験レッスンが受けられるので、気軽に試すのもおすすめです。以下の記事に詳細が書いてあります。

苦手なトピックに関しては上のスピーキング対策本を一冊持っておいて、回答例や使えるフレーズを見ておくのも効果的です。

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