IELTSスピーキング完全ガイド：目標スコア別対策法

2025年8月21日

IELTSスピーキングで高得点を取るためには、単なる英会話力だけでなく、試験の特性を深く理解することが不可欠です。

「何を、どう話せば、スコアが上がるのか？」

この疑問を解決するため、本記事ではIELTSスピーキングの全体像から、スコア別の具体的な対策、さらにパートごとの攻略法まで、あなたの目標スコア達成をサポートするノウハウを網羅的に解説します。

記事の信ぴょう性
Koyuki　Xで最新情報配信中
英語指導歴３０年。殿堂入り・大賞受賞講師
大阪外国語大学（現　大阪大学外国語学部）中国語科卒
英検１級
IELTS 7.0　(スピーキング・リーディング7.5)
普通教員免許　英語（中学・高校）保持
2014年から生徒としてオンライン英会話を１０年間受講。その間、英検１級、IELTS7.0、TOEIC940点取得
ケンブリッジ大学認定CELTA保持
HSK６級
行政書士試験合格　国際業務準備中

1. はじめに：IELTSスピーキングの全体像

IELTSスピーキングは、およそ11〜14分の面接形式で行われます。試験は3つのパートで構成され、英語運用能力が総合的に評価されます。

評価の鍵を握る4つの採点基準は以下の通りです。

Fluency and Coherence（流暢さと一貫性）： 詰まらずに話せるか、論理的なつながりがあるか。
Lexical Resource（語彙資源）： 豊富な語彙や表現を適切に使えるか。
Grammatical Range and Accuracy（文法）： 正確で多様な文法構造を使いこなせるか。
Pronunciation（発音）： 相手が理解しやすい発音、イントネーション、リズムか。

これらの基準をバランス良く伸ばすことが、スコアアップへの最短ルートです。

2. 【スコア別対策】あなたの現在地から目標スコアへ

IELTSスピーキングの対策は、闇雲に学習するのではなく、自分の現在のスコアと目標スコアに合わせて戦略を立てることが重要です。

👉IELTSスピーキング問題プール: 具体的な例題と回答例

スコア6.0を目指す：

質問の意図を正確に理解し、シンプルに答える練習に注力しましょう。 難しい表現を無理に使う必要はありません。まずは基本的な語彙と文法を使って、相手の質問に的確に答えられる力を養います。
基本的な文法ミス（三人称単数’s’、時制の一致など）を減らすことに注力してください。 これらを意識するだけで、評価は大きく変わります。

👉【初心者必読】IELTS Speakingのサンプルと９つの魔法のコツ
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スコア7.0を目指す：

より複雑な構文（関係代名詞、分詞構文など）を使いこなす練習が必要です。 単文だけでなく、複文を使って自分の意見に深みを持たせることで、Grammatical Rangeが評価されます。

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スコア8.0以上を目指す：

ネイティブのような自然な表現やイディオム、スラングを使いこなす練習が不可欠です。 決まりきった表現だけでなく、その場の状況に合った自然な口語表現を盛り込むことで、Lexical Resourceが非常に高く評価されます。
👉「自然な口語＆スラングの使い方」では、ネイティブが日常的に使う表現を多数紹介しています。
👉IELTSでも使えるスラング

3. 【Part別対策】各パートで押さえるべきポイント

試験のパートごとに目的と攻略法が異なります。それぞれの特徴を理解し、効率的に対策を進めましょう。

Part 1：日常的な質問への対策

Part 1はアイスブレイク的な役割を持っています。 質問は、仕事や趣味、家族など、身近なトピックが中心です。
答えはシンプルでOKですが、「Yes/No」だけで終わらせず、その理由や詳細を1〜2文加えて深みを持たせましょう。
- 例：「Do you like reading?」 → 「Yes, I do. I love reading novels because they help me relax after a long day.」

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Part 2：スピーチへの対策

指定されたトピックについて1〜2分間、一人で話し続けます。 準備時間は1分しかありません。
効果的なメモの取り方が成功の鍵です。 キーワードや簡単なフレーズを箇条書きにし、話の流れを整理します。
時間内に話し切るコツは、時間を気にしすぎず、準備した内容を自信を持って話すことです。 多少途中で止まっても、論理的な構成を維持することが重要です。

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Part 3：抽象的な議論への対策

Part 1で話したトピックを掘り下げ、より抽象的な社会問題や将来の展望について議論します。
自分の意見を論理的に述べ、その理由や具体例を付け加える練習をしましょう。
反対意見への対処法も重要です。 「While some people may argue that…, I believe…」のように、異なる視点も踏まえながら自分の意見を述べることで、論理的思考力が評価されます。

👉アイエルツスピーキングで使えるイディオム

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